【中古住宅フルリノベーション⑤内装下地3】H様邸 〜壁紙を仕上げる前のおハナシ〜
さぁ断熱材を仕込み終えたHさま邸ですが、これから壁を起こして、壁紙を貼るわけですが、まだやっていくことがございます。
電気の配線です!!
リノベーションのお打ち合わせは、お客様もお仕事の合間を縫って行うことが多い中で、電気の配線の話くらいで、だんだんトーンダウンしていくもの。。。
「電気と照明のことは、おたくに任せるよ」
と言われることもあるのですが、
・ここにスイッチがもう一つ欲しかった。
・こっちからも切ったり付けたりできるスイッチが欲しかった。
・ダウンライトの個数をもう少し足しておけばよかった。
・間接照明用のスイッチは、玄関スイッチと連動させておけばよかった、、、あんまり付けなくなっちゃった。
・この部屋には多めにコンセントが欲しかった。
などなど、電気のプランはとっても大切。
その仕込みが、電気の配線なのです。
打ち合わせの末決まった電気のプランに沿って、電気配線を仕込むのです。
そしてその後、壁をおこしていきます。
その壁も、特に用途がなければ石膏ボードのままでいいと思いますが、
ベニヤ板にするかどうか?を考えることは結構重要。
特にクローゼットなどの収納スペースになる箇所は、ベニヤ板がおすすめです。
衣類用のハンガーを引っ掛けるバーをビスで止めたり、強度が担保させるからです!!
そのお部屋の壁を、どう使うのか?テレビを壁掛けにしたい!など、イメージが固まっているなら、
なおさらそのイメージを担当に伝えて、そんなアドバイスをもらえるようにしましょう。
さぁ、ちょっと長くなりましたが、ここからが壁紙の仕上げのおはなし
壁紙って、壁をおこしたら、ペタペタ貼り付けて、、、
と簡単に思っちゃっているそこのアナタ。(失礼ですみません。)
ここから職人のワザが光るのです。石膏ボードやベニヤ板は、実はつなぎ目がとても目立ちます。
そのつなぎ目をそのままに壁紙を貼ると、
それはそれはブサイクな継ぎ目が浮き上がりまくる仕上がりの完成です。
そうならない様に、その継ぎ目を、パテで埋めていきます。
それがこちら。
しかもこの後、触っても違和感がないように、さらに磨きをかけて地をならすのです。
その上でようやく、腕のいい職人が壁紙を仕上げることによって、
継ぎ目すらわからない綺麗な仕上がりの壁紙がいっちょあがりです。
これが普段は目につかない部分の職人技。うーん見事!!
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