【造作編④空調ダクト問題】中古マンションリノベーション M様邸
さぁ次は、空調関係!!
ダクトをどうする?問題。
これも、一般には知られていない、隠れた大きな問題なのです。
なぜかというと、中古マンションはすでに排気口は決まったところに空いていて、
よーしここに新しい穴をあ~けよっ!!
ってできないのです。
(外に通じる穴をあけるのは、マンションの管理規定上も、構造上もNGですよね。)
M様邸では、部屋の中を通る大きいダクトは2つあり、それぞれ確認ポイントは…
1、赤い矢印=梁に沿って外に出る、キッチンの換気を拾うダクト
2、青い矢印=お風呂の換気とトイレの換気を拾って通るダクト
3、黄色い矢印=新しいキッチンの位置。梁をまたごしてキッチンを設置する。
参照画像
青→の方向に前のキッチン位置
黄→の方向に新しいキッチンの位置
赤→梁の奥(写真からは見えない側)にダクトが通っている
課題1、両ダクトとも、ウォークインクローゼットが間に挟まることになる。ウォークインの換気扇の取り付けは奥様のご希望。キッチンダクト側は匂い・お風呂ダクト側は湿気を共有しないように処理しなければならない。
課題2、キッチンの位置が黄矢印側になることによって、大きい梁の下をダクトが通ることになり、キッチンが異常に低くなる。
課題1の、匂い・湿気問題は取り上げる必要があるのか?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は大問題。
湿気がダクトを通って別の部屋と共有されたり、
匂いが同様に共有されたりすることは、普通に起こります。
揚げ物をした翌日、
ウォークインから着替えて出てきたお父さんが
なんか油臭い。
とか、
冬場の乾燥の時期なのに、
お風呂場の湿気をウォークインが共有してしまい、
2週間ぶりくらいに着る服が
めっちゃカビるんるん。
なんていうことが起こるのです。
課題2についても、クリアしないと
キッチンの換気扇がめっちゃ低くなる。
どれくらい低いかというと、、、
ダクトの一番下が、
キッチンに立った奥様の鼻くらい。
ダクトが邪魔でフライパンが見えないくらい低い。。。
もはや換気扇いらなくね?
ってなっちゃうレベル。。。
現場では紆余曲折ありましたが、ここはブログ上。
次回、早速解決策をご報告!!
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